大転換期の安心・安全マネープラン

第17回
住宅ローン――組むのは簡単、でも返し終わるまでは……

ファイナンシャル・プランナー 大和田 英明氏、汀 光一氏
2006年2月21日

住宅ローンは、リスクのある立派な借金である

 第4回で家計における借金の管理について触れたように、資産には「借りる」という側面がある。仕事上、一般家計の貸借対照表を作ることも多いが、今回は負債の中で一番大きな金額を占めている「住宅ローン」について取り上げる。

 総務庁の『家計調査報告(平成16年平均速報結果の概況)』を見ても、住宅ローンを返済している家庭は過去最も増えている。また、民間金融機関が取り扱う住宅ローンの種類もそれに合わせるかのように急激に増えている。しかし、そのように借りる人が増えているのと同時に、返済に窮してローン破綻する人、およびその予備軍も増えているのも事実だ。

 公庫ローンの返済が不可能となり、保証協会が肩代わりした代位弁済の件数を見てみよう。2003年度は、保証協会が代位弁済する件数が減っている一方で、今後代位弁済の可能性が高い延滞は4万6582件、金額では6872億円に増え、6カ月以上の長期滞納者の債権額は前年度比で13.7%増となっている。これは返済期間の延長などで負担を軽減する「返済方法変更特例」の利用が多くなったことが原因のようだ。

 住宅ローンを返済中の方にとって、何が問題になっているか。また、今後金利の上昇も予測される中で返済の継続を確実にするためには、どのような方策があるのか確認してみよう。

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