不況に負けない「お金の管理・運用」は「この手」で

トラブルを乗り越えるには

 退職が決まってから次々に降りかかるトラブルに、「自分の身は自分で守るしかない」と、Aさんは痛感したという。

 以上の話だが、会社側が故意に「意地悪」したのかはわからない。

 しかし、たとえそれまで会社や上司と円満な関係を築いていたとしても、いったん「会社を去る」ということになれば、会社としては「1円も余分に払いたくない」というのも本音だろう。

 受けられる権利について調べることは、自分の身を守るために最低限必要な行動なのだ。

 たしかに、突然の解雇で呆然としてしまう気持ちはわかる。しかし、自分と家族の身を守るためには、行動しなくてはならない。そのように気持ちを引き立たせ、即座に行動を始めよう。

 そのための窓口もある。万一賃金トラブルで会社側との交渉がこじれた場合は、最寄りの労働局や簡易裁判所の相談窓口で相談すること。「労働審判」「少額訴訟」などの解決方法を、手引きしてくれるはずだ。がんばって、自分と家族を守っていこう。

プロフィール



「お金」見直し応援隊


厳しい社会情勢を受け、家庭の「お金」をどう考えていけばいいか提案を続けるファイナンシャルプランナーや税理士、社会保険労務士などの会。積極的な発言を続けている。



宮里惠子(みやさとけいこ)

宮里惠子氏

ファイナンシャルプランナー CFP(R)。消費生活専門相談員。

コンピューター販社でプログラマーおよびOAインストラクターとして勤務。家族の生命保険の見直しをきっかけに興味を持ち、FP資格を取得。来店型保険代理店勤務を経てフリーに。現在は生保見直しのほか教育費プランや住宅ローンアドバイスを雑誌・新聞・Webに執筆、セミナーも行っており、今後は個人相談にも力を入れる予定。

今後ますます「自分で身を守らなければならない」時代になる。「必要なところに必要な情報を届けたい」との思いでFPと消費生活専門相談員の両方の立場から、金銭教育とともに消費者教育の必要性を強く感じている。

所属団体は「日本FP協会東京支部」「WAFP関東(女性FPの会)「全国消費生活相談員協会」ほか。個人ブログはこちら

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