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不動産の達人が教える「失敗できない時代の住宅選び」

進む住宅の省エネルギー化

 意外に思われるかもしれないが実は、住宅分野での省エネルギー化は着々と進んでいる。新築住宅の省エネルギー基準適合化率は、1999年度(平成11年度)は5%だったものが、2003年度(同15年度)には23%、2004年度(同16年度)には32%と、伸びは順調だ。

 業界各社の取り組みにバラツキはあるものの、屋上緑化をはじめとするエコ的な取り組みに着手するデベロッパーも出始め、省エネに対する購入者側の意識もずいぶんと高まってきた。

 ただ、だからといって家庭における省エネが進んでいるわけではない。日本の家計部門全体としてのエネルギー消費は、残念ながら相変わらず右肩上がりだ。家電の大型化やパソコンの普及、住宅設備機器の増加などがその要因だと考えられる。

日本の家計部門用途別エネルギー消費の推移
出所:原子力図書館(独立行政法人 科学技術振興機構)

 しかし、省エネを進める時代の流れは規定路線。住宅の省エネを追求する取り組みは、今後ますます加速するだろう。

 省エネルギーを意識した住宅とそうでない住宅では、地球環境への配慮はもちろん、住んでいての快適性、ランニングコストや耐久性にも大きな違いがあり、住宅に関する国民の省エネ意識は高まる一方である。

 『省エネ』は時代の必須キーワードと述べたが、もはや、地球に住むわたしたち一人ひとりのライフワークといっても過言ではない。

 次回以降、国や各企業が行っている住宅の省エネについての様々な取り組みや、エコ的な取り組み事例について、いくつか具体的に紹介していく。

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