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不動産の達人が教える「失敗できない時代の住宅選び」

第43回
住宅をチェックする「建物調査」に依頼殺到
― 米国の常識がようやく日本でも ―

さくら事務所取締役会長 長嶋 修氏
2006年7月19日

 このところ、さくら事務所には建物調査(以下、インスペクション)の依頼が急増している。このため、事務所の建物調査員(以下、インスペクター)たちは日々、あっちの住宅、こっちの住宅と飛び回っている。

 これは、中古住宅などの購入者が建物の品質に高い関心を寄せ始めたことが背景にある。インスペクションがようやく日本にも根付く兆しを見せ始めたことは、健全な不動産取引のために大変喜ばしいことだ。

 とは言え、米国などとの差は大きい。そもそも米国では、住宅購入の前にインスペクションを入れることは半ば常識になっている。州によってばらつきはあるものの、おおよそ70~90%の割合で、不動産購入前にインスペクションが行なわれているのだ。

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