“管理力”の高いマンションの条件とその確認方法
では最後に、「管理力」の高いマンションの条件について、具体的に説明しよう。
□玄関・廊下・自転車置き場等、共用部が整理整頓されていること
エントランスをはじめとする、共用部の整理整頓状況を見るだけで「住民の意識」も「管理会社・管理人の力量」も推察できる。住人の快適性に加え、第一印象が重要な中古市場において、中古マンションとしての資産性にも大きく影響する。
確認方法→物件見学時に自身で確認
□修繕履歴が整備されていること
中古車に点検記録があれば安心できるのと同様、中古マンションに修繕履歴が残されていることが今後、重要視されることは必至。
確認方法→仲介会社に確認 管理人や管理会社に確認 理事長にヒアリング
□修繕計画がしっかりしていること
建物は人間の体と同じで、適切かつ予防的なメンテナンスこそが重要。場当たり的な修繕・対処療法的な修繕では、資産を永きに渡って保つことはできない。長期の修繕計画についてしっかり確認しよう。
確認方法→仲介会社に確認 管理人や管理会社に確認 理事長にヒアリング
□所有者・居住者に問題がないこと
マンション内に万が一問題ある住人がいる場合、どうしても資産性に大きく影響してしまう。賃貸に出した場合でも、借り手がついてもすぐに出て行ってしまうケースもある。どのような人が住んでいるのか、あらかじめ確認しておきたい。
確認方法→管理人 住民/理事長へのヒアリング
□適切な管理会社と取引していること
どのような管理会社と、どういった形態の管理契約を締結しているのかによって、管理の質は大きく変わる。しかし重要なのは、個々のマンション管理の質は、会社の規模や売り上げ・管理戸数によって決まるのではないということだ。そのマンション管理に携わる、個人の能力と意識によるところが大きい。フロントマンとよばれる、管理窓口社員とマンションを担当する管理人の資質によるところが大きいのが実情である。
確認方法→管理人 住民/理事長へのヒアリング
マンションの資産価値。それはまさに「管理」にあり、「管理力」とは、そこに住む住人達一人ひとりの意識にかかっている。
予防的で適切な維持管理・修繕が行われ、快適なコミュニティーが形成されることが理想である。そうなればいずれ、マンションごとの個性も出てくることだろう。
どういった管理力を備えるマンションを選択するのか。それは、資産価値などという市場価値のみならず、マンションを購入したこと、そこに住んでいることへの納得感・充足感という、購入者にとって最も重要な価値を満たす決定的な要因でもあるのだ。
「カギ一本で管理が楽だから」「近所づきあいがわずらわしいから」という感覚で選んだ住人が多いマンションと、マンションが「コミュニティー」であることを一定程度認識し、適切な住人同士の協力関係を構築できているマンション。あなたはどちらを選択するだろうか。
あなたはどのようなマンションを選択し、そこにおいてどのような意識でコミュニティー形成に携わるだろうか。その答えはあなた自身にあり、そして将来のマンション価値を決めるのも、あなた自身にかかっている。
おしえてBP!
住宅
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