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不動産の達人が教える「失敗できない時代の住宅選び」

第20回
安心の住宅ローン選びには、何段階ものリスクヘッジを用意せよ!
~目先の金利だけにとらわれるな~

さくら事務所コンサルタント 刀根 慎一郎氏
2005年11月30日

 マイホーム購入する方のほとんどが、住宅ローンを利用する。平成17年に住宅金融公庫が行ったアンケートでも、マイホーム購入を検討している約4000組のうち、90%ほどの方が住宅ローンの利用を予定していると回答している。 

 さくら事務所にも住宅ローン選びに関するご相談を数多くいただくが、多くの方の意識が金利動向だけにとらわれがちだと感じている。本来、安心できる住宅ローンを選ぶためには、金利動向よりも大切な考え方があるのだ。本稿では、安心できる資金計画とはどういったものかを詳しくお伝えしていきたい。

販売会社が長期の期間固定型、全期間固定型の住宅ローンを勧めない理由

 マイホーム購入する際、ほとんどの方が販売担当者に「とりあえずの返済計画」を作成してもらうだろう。作成された返済計画をじっくり見てみよう。選択されている住宅ローンの金利は十中八九、1~2%台の短期間固定型の住宅ローンで、35年返済が見込まれているはずである。

(短期の期間固定 1.15%で35年返済の計画。もし、金利が上昇したら・・・)

 その理由は実に単純。

 期間固定で金利の低い融資で試算した方が、より高額な物件を販売できるためだ。不動産広告でよく目にする「賃料と同じ程度の支払いで夢のマイホームを購入できる!」というお決まりフレーズのカラクリはここにある。

 3,000万円の借入れをした場合、提携銀行で金利1.0%、3年固定の融資で試算すると、月々の支払い額は8万円台になる。一方、長期固定金利のフラット35など、全期間固定の住宅ローンの金利3.0%となると、月々の支払額は一気に10万円を超えることになるのだ。

 低金利の短期間固定型の住宅ローンを選択すると、たしかに月々の支払額は低くなる。ただもしも金利が上昇した場合、その支払額が大きくアップする可能性もあることには注意しておく必要があるのだ。

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