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不動産の達人が教える「失敗できない時代の住宅選び」

この基本事項を押さえておけば万全だ!

 最後に、これまで説明してきたことを実施する際に、理事会や担当の委員会の方々にご注意いただきたいポイントをお話しましょう。

★管理費削減:
・管理費は、安ければ安いほど良いというものではありません。削減の調査や検討を行なう場合、はじめに価格ありき、といった考え方では良い結果は得られないものです。
・現在の管理の質を低下させることがないように留意してください。
・現在の管理内容において、過剰なことや不足していることについて再検討するのは大いに結構です。
★管理業者変更: ・現在の管理状態が致命的な状況である場合を除き、理事会や委員会などで十分な議論をつくし、住民アンケートや説明会の開催等管理組合の皆さんの理解を得るための努力を惜しまないようにしましょう。
・どんなに素晴しい計画であったとしても、管理組合の皆さんの理解を得て、管理組合総会で普通決議による審議が必要。もちろん、理事会などで決定してしまうということは論外です。
★専門家の雇用:
・管理内容を客観的な見地から判断するためだったり、変更後の管理業者の業務について居住者からクレームの申し出が殺到するようなリスクもあるため、理事会や委員会の方々が負うリスク軽減を含め、業者変更の結果を成功に導くための専門家の雇用については、一考の余地があります。
★建物・設備診断:
・管理業者が修繕工事を請け負う場合も含め、修繕工事の請負業者が行なう診断業務は信頼性に欠ける場合があります。
・中には、診断業務を無料で行なうという業者も珍しくありませんが、工事の受注を目的とした診断は本来の姿ではありません。診断業務は、修繕工事に関与しない第三者機関が行なうことで真価を発揮するものです。

 以上、やや駆け足ではありますがマンションの維持管理を向上させるための具体的な手段についてお話してきました。さくら事務所が行なっているマンション管理組合向けコンサルティングでの、日常的なエピソードについては、私の日記などに綴っています。詳細はそちらをご覧ください。

 もしかすると、何か難しいことのように思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、一番重要なのはテクニックや知識ではありません。しっかりとした管理を通じて、自分のマンションの資産価値を守るという熱意なのです。このことを忘れずに行動を起こせば、目標は必ず達成されるはず。

 しっかりした管理のマンションが一棟でも多くなり、社会資産ともなる優良なマンションが増えることを心から願っています。

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