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不動産の達人が教える「失敗できない時代の住宅選び」

モデルルームを有効に活用すれば、マイホーム購入は成功に近づく!

 とはいえ、パンフレットとモデルルームの部屋から得られる情報には限りがある。できればモデルルームに設置されている『設計図書』の図面もチェックしたいもの。さくら事務所の『建物調査(インスペクション)』においても、設計図書から建物の構造や建材と機器の仕様、安全や防犯性に対する配慮、快適性、静粛性、メンテナンス性、可変性などを確認する。これらを調べれば、建物のより本質的な構造が具体的に理解できるようになるのだ。 

 設計図書の具体的な確認ポイントはこちらの本においてわかりやすく解説されているため、参照していただきたい。

 モデルルームのあまりにお洒落で華やかな演出に、つい冷静でいられなくなる方も多い。舞い上がらずとも、なんとなく見ているだけで満足し、重要な確認ポイントを見過ごしている方もいる。

 そうした方々の多くが、購入後、出来上がった部屋を見てはじめて失敗に気付き、本来喜ぶはずの瞬間に大きな悲しみが押し寄せる事態を招いてしまっている。何千万円もの買い物で悲しむなど、あってはならないことだ。

 モデルルームは夢を膨らませる場所でもあるが、有効に活用できなければ失敗につながる刃ともなりかねない。本稿で述べてきたようなモデルルームのチェックポイントは最低限おさえていただき、自分と家族にとってそれは最適なマンションたるものかどうか、じっくり検討することが重要だ。そのためには、いくつかのモデルルームをまわり、冷静な視点で見極める訓練をするのもひとつの手だろう。

 マイホーム購入が成功に近づく第一歩は、モデルルームから始まる。読者の方々がモデルルームを有効に活用し、幸せなマイホーム購入につながることを願ってやまない。

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