この不況で働くことの意味を考え直そう
わたしは米国人とよくつき合い、多くの米国人を見てきたが、熱心に働く人間は少ない。米国では夕方5時になると電話さえ取らないで、帰り支度だ。日本人の方がまだよく働く。もっとも最近の日本でも似たような状況があるらしいが。
先日、当社に就職したいという日本人が来た。理由を聞くと、リストラされ、しかももらったわずかな退職金を株に投資して全額失ったからだという。
なぜ、その退職金を積み立てて、まずは働く先を探そうとしないのだろうか。おそらく、「できれば働きたくない」「働かずにもうけたい」という気持ちがあるのだろう。
だが、過去のどんな時代をみても、庶民が働かずにもうかった時代などというものはなかった。甘い話など、どこの国でもいつの時代にもないのだ。
そんな当たり前の真実を失い始めている日本にとって、この不況はいい薬かもしれない。もう一度、働くことの意味を考えてもらいたい。
あなたのご意見をコメントやトラックバックでお寄せください
この連載のバックナンバー
- フィリピンで発見された「偽1万円札」の精巧さを調査。その出所を推理する (2009/04/21)
- 4月に新住基カードがスタート (2009/03/19)
- 働かずにもうけたい ―― 毒されていく勤労観 (2009/02/27)
- 生体認証破り――国の安全に「穴」が開いた (2009/02/13)
- マナーの悪い不良外国人に「喝!」 (2009/01/23)

