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犯罪に立ち向かうテクノロジー

第32回
カード情報を盗む人、売る人、使う人

松村テクノロジー社長 松村 喜秀氏
2008年9月26日

 今年7月に偽造クレジットカードで商品をだまし取ろうとしたナイジェリア人が逮捕された。

 このナイジェリア人はネットカフェでカード情報提供者と連絡をとり、情報を入手してカードを偽造していたようだ。問題はどこでカード情報を入手したとか、どこで作ったかではなく、誰からカード情報を入手したかだ。

 日本にも海外にも、クレジットカード情報を盗み取り、その情報を売ったり、自ら偽造カードを作ったりして荒稼ぎしている犯罪グループがいる。

 日本クレジット産業協会が発表する「クレジットカード不正使用被害の発生状況」によると、今年1~6月の不正使用被害額は49億円、うち偽造カードによる被害額は23.4億円で半数近くを占める。

 偽造による被害が発生した場所は国内が17.1億円(73%)、海外が6.3億円(27%)と、4分の1以上が海外で発生している。

 昨年、タイで1億バーツもの荒稼ぎをしたクレジットカード偽造組織が摘発されたが、当然ながら日本にも外国人の偽造組織が存在する。

 おそらく7月に逮捕されたナイジェリア人もこうした国内の偽造組織からカード情報を買ったのだろう。3年間で約1000万円を稼いだと報道されていたが、彼らは下っ端に過ぎないのだ。

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