自動車事故でガソリンが漏れていたら
自動車事故は、そうした意味で、日常的な緊急事態と言っていい。だが、自分が自動車事故に直面したときにどう対応すべきか、その対策を頭にたたき込んでいる人は意外に少ないのではないだろうか。
自動車の事故では、燃料タンクが損傷すると爆発する可能性がある。もし、ガソリンが漏れ出していたら、もちろん避難が最優先だ。では、その場から逃げ出せない人がいたらどうするべきか。のんびりと警察や救急車を待っていてはいけない。それでは爆発に巻き込まれてしまうかもしれないのだ。
以前、わたしが車を運転していたとき、目の前の交差点で車同士がぶつかる事故に遭遇した。ふと見ると、なぜか人が車の間に足を挟まれている。地面にはガソリンが流れ出していた。
わたしは慌てて車を路肩に止めると、近くのファミレスに駆け込み、消火器を貸してもらった。そして、事故現場に駆けつけ、事故に巻き込まれた人に声をかけて安心させながら、消火器を噴射した。
事故を起こした当人たちも周りの人も、恐がって近づかない。野次馬も大勢、集まってきた。だが、誰も助けようとしないのだ。
そのうち、救急車と警察が来たが、もしガソリンに着火していたら、挟まれた人は亡くなっていたかもしれない。
そんな事故を見たら、まずは消火器を調達することだ。町の中ならコンビニでもファミレスでも、あるいは会社の事務所やマンションでも、必ず消火器を置いているはずだ。それで事故の拡大を防ぐことができる(※)。
※ 消火器の種類には注意が必要。自動車用には、白、黄、青の三種類の円型マークが付いたABC粉末消火器が適している。このタイプの消火器は現在、最も普及しているといわれている。
緊急事態が起きたとき、救助してもらうことばかり考えるのではなく、まず第一に自分の身は自分で守る。そういう考え方を日ごろから身につけておくことが必要だろう。
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