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犯罪に立ち向かうテクノロジー

第27回
秋葉原通り魔事件 ~ 人生はリセットできない

松村テクノロジー社長 松村 喜秀氏
2008年7月4日

 わたしが通り魔犯についてのコラムを書いた直後、秋葉原で恐ろしい通り魔事件が起きてしまった。事件が起きた6月8日、ちょうどわたしは秋葉原に買い物に行く途中だったが、事件のことを知って行くのをやめた。

 なぜ、犯人は自分1人で自殺しなかったのか。なぜ、全く関係ない人を殺したのか、殺された方々のことを考えるとやりきれないし、許し難いことだ。

 今回は、殺傷能力の高いダガーナイフを使ったり、福井の武器ショップでナイフを5本もまとめ買いしたりと、ナイフの売り方・規制の仕方にも大きな問題を投げかけた。通常の用途で5本も一度にまとめ買いすることなどあり得ない。

 既に警察庁やいくつかの県が、青少年に対するダガーナイフ販売の規制に乗り出している。また、販売店と連携し、購入者の身元確認をするなど、ナイフ販売に一定のルールを設けていく方向に進んでもいる。できればこれを、全国で推し進めてほしいものだ。

 刃渡りの長い刃物について、海外では刃をつぶして販売する地域もある。悪意を持った人間はそれでも自分で研ぐかもしれないが、ある程度の歯止めにはなるだろう。

 拳銃の入手なども昔に比べて容易になりつつある今日、治安のことを考えると、武器の規制は重要だ。今回の犯人のようないかれた男が銃を手にしたときの恐ろしさは想像できるだろう。

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