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犯罪に立ち向かうテクノロジー

第14回
家出は非行の第一歩

松村テクノロジー社長 松村喜秀氏
2008年1月4日

 年末年始に繁華街を回ると、家出らしき少年少女をよく見かける。反抗期の子どもが親に反発して家を飛び出る気持ちも分からないではないが、最近は家出の少年少女を食い物にする犯罪者が多く、凶悪化しているのだ。

 2007年11月には闇サイトで男らが家出をした14~17歳の女子中高生たち15人を「部屋を用意してあげる」などと誘い、ホテルで男性からカネなどを盗む手伝いをさせていたとして逮捕された。

 犯人たちは少女たちに指示して、「援助交際」の勧誘をさせ、ホテルに男を連れ込んで、風呂に入るすきに財布や携帯電話を盗んでいたらしい。窃盗はもちろんいけないが、もし、うまく逃げ出せなければ、少女たちが強引に性行為を強要された可能性もある。

 それにしても、この「援助交際」という言葉遣いはごまかしだ。単なる「売買春」なのだから、ちゃんと未成年売春あるいは未成年買春と言うべきではないか。

 昔は家出をしても行くところがないから、友だちの家に世話になっても、最後は家に帰ったものだが、最近は繁華街に子どもたちでも立ち入ることのできる隠れ家が増えた。例えば、インターネットカフェなどは、ちょっとした小遣い銭で泊まれるため、逆に家出少年・少女たちが犯罪や売春に手を染めることになりやすい。

 2007年8月に逮捕された18歳の少年はネットカフェで寝泊まりしながら、熟睡した客の持ち物を盗む置き引きを繰り返していた。こうした置き引きは多発している。

 家出少女たちがネットカフェで出会い系サイトに売春の誘いを書き込み、実際に売春をして摘発された例もある。

 大手のネットカフェチェーンなどでは未成年の宿泊や夜間の利用を制限、禁止するなど対策を取っているが、そんなことはお構いなしの店もあるだろう。ネットカフェを家出した子どもたちのたまり場にしてはいけない。

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