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犯罪に立ち向かうテクノロジー

第13回
年末年始は「空き巣の季節」

松村テクノロジー社長 松村喜秀氏
2007年12月21日

 今年もいよいよ押し詰まってきた。なんやかやと心落ち着かない時期だが、実は泥棒にとって、年末から年始にかけては書き入れ時である。

 例えば、2006年の都内の空き巣認知件数をみると、3月が1109件でトップだが、これに次いで1月が1007件と多いのだ(警視庁の統計(平成18年) 第43表、pdfファイル)。

 侵入窃盗のターゲットとなるのは個人住居が圧倒的に多く、一戸建てが24%、中高層住宅が16%、その他住宅が30%と合わせて70%を占める(同、第42表、pdfファイル)。商店や会社などより個人宅が危ない。

※ 不在を狙う空き巣のほか、夜間、家人の就寝時に侵入する「忍込み」や、昼間でも家人のすきを見つけて入り込む「居空き」などを含む

 「うちには盗まれるものなどないから大丈夫」などと豪語する人もいるが、空き巣の被害額は1万~10万円未満が一番多く、次いで10万~50万円未満が多い(同、第44表、pdfファイル)。

 泥棒はちゃんと金目のものを見つけて盗み出す。仮に現金を置いていなくても、パソコンや携帯情報端末(PDA)などを持って行かれたら大切な情報をなくしたり、その情報が流出したりする危険性もある。

 ネットオークションなどでは製造番号をはぎ取られた盗品が、安く販売されているのだ。

 また、キャッシュカードやクレジットカード、金融機関の通帳などを見つけられたら、そのまま口座番号や印影の写真をデジカメやケータイで撮られ、カードからデータを盗み取られる(スキミング)危険もある。そうなると、盗まれた情報を元に偽造カードなどが作られる。

 入られたときに被害がなくても、後でごっそりと口座からおカネを引き出されるおそれがある。

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