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犯罪に立ち向かうテクノロジー

第10回
アジアでも露呈した日本人の不用心ぶり

松村テクノロジー社長 松村喜秀氏
2007年11月9日

 アジアには危険な場所が多い。麻薬や偽札や売買春は日常的、ときには殺人も起きる場所をなぜか日本人は好んで訪れる。確かに活気があって、猥雑で、面白いかもしれないが、慣れていない日本人が近づいて危ない目に遭う例を山ほど見聞きしている。

 ある年配の夫婦が東南アジアに旅行し、旅行会社などから「この地域は危険だから近づかないでくださいね」と警告されたにもかかわらず、のこのこと出かけていった。そこは偽ブランドのメッカだったのだ。彼らは偽ブランドを買いたいと思ったのだろう。

 そこで、穴だらけの道に足を取られて、奥さんがつまずいて転んだ。ダンナさんがアッと思ったときには、“親切な”現地人が助け起こしてくれた。なんて、優しい人たちなんだろうと思ったのはつかの間、奥さんが立ち上がったときには、バックはもちろん、ネックレスも時計も、財布も上着さえ盗まれていた。

 犯罪者たちは身なりのいい日本人老夫婦に目をつけていたのだろう。まるで狙ってくださいと看板を下げて歩いているようなものだ。

 警察に届け出ても「分かりました」で終わり。「お気の毒様」とも言わないだろう。そんなところへ出かけていった方が悪いのだ。危険と言われた場所には出かけない。その程度のことは守ってほしい。

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