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犯罪に立ち向かうテクノロジー

自慢の新500円硬貨も大量偽造

 変造や偽造硬貨の出現にあわてた政府は2000年にデザインや素材を一新した新500円硬貨を発行した。

 新500円硬貨の偽造防止策は念入りで、見る角度によって数字などが見え隠れする「潜像加工」、大量生産貨幣では世界初の側面の「斜めギザ」、また「微細点加工」「微細線加工」も施し、材料も白銅から特殊な合金のニッケル黄銅製に変えた。

 ところが、2005年2月、東京・福岡・熊本の郵便局で大量の偽造新500円硬貨が登場した。大きさ、重さはもちろんのこと、材質も本物とほぼ同じで、通貨当局はショックだったようだ。

 自慢の潜像や、斜めギザなどの加工までは簡単に真似できなかったようだが、自動販売機やATMなどは一般的に大きさ、重さ、材質の電気抵抗によって識別しているので、デザインや表面加工の精度にかかわらず、大きさ、重さ、材質が同じならば通してしまう。

 偽札を作るのは大変だが、それに比べて偽コインは簡単だ。連番を振る必要もないので、型が出来ればいくらでも作ることができる。

 日本人にとっては500円玉1個は大したことがないかもしれないが、海外ではそれ1枚で1週間も生活できる地域がある。

 今後、さらに偽造500円硬貨が出回る可能性があるのだから、それを防ぐためにも500円紙幣に戻すべきだろう。

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