「ぎっちょ」という言葉を使わない
人口の約1割が左利きといわれているが、右利きの人は驚くほど左利きの人への配慮がない。
先日、大学生になるわたしの教え子と話したとき、ゼミでホワイトボードに左手で書いたら、教授から「君はぎっちょかね」と言われて嫌な思いをしたと言っていた。
「ぎっちょ」という言葉を気にしない左利きの人もいるようだが、中には差別的に感じる人も多いのだ。そのことに気づいてほしいと思う。まず、右利きの人が気づくことが第一歩なのだ。
左利きの人たちがどんどん発言すれば、社会の無神経さに右利きの人たちも気付く。そういう気付きが出てくれば、車椅子利用者、視覚障害者、聴覚障害者、老人、妊婦などに対する無神経さにも気付いてくるはずだ。根っこは同じ無神経さなのだから。
そのため、まず一人ひとりが、こんなことから心掛けたい。「ぎっちょ」という言葉を使わず、その代わりに「左利き」「サウスポー」「レフティ」を使う。
次に、左利きの人たちの多くは、子どものころ「おはしを持つ方が右手」と言われて混乱する。これも、左利きの人たちを全く無視した表現と言わざるを得ない。だから、「名札のある方が左」「名札のない方が右」などの言い方に替えていくといいだろう。特に幼稚園、保育園、小学校の教職員の皆さんには、このことを強くお願いしたい。
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