無理に矯正するとコンプレックスを抱える
仮に左利きを右利きに替えることに成功したとしても、大人になって、コンプレックスや大人への不信感に悩まされている場合がかなりある。
インターネットのサイトやブログで、そうした子ども時代のつらい思い出や、いまの悩みを告白している人も少なくない。検索サイトで、「左利き 直す」と入力してみると読むことができるだろう。
子どもを大人になって苦しませるぐらいなら、左利きという個性をセールスポイントにするぐらいの気持ちで子育てしてほしいと思う。
実際、今の時代は「人と違う個性がセールスポイントになる時代」「自分の特色を最大限生かす時代」である。まず、子どもに左利きであることに自信を持たせてほしい。
そのために、次のような話をしてやるといい。
●野球では左利きの選手が大変活躍している
特にバッティングでは、一塁に近いバッターボックスに立てる左利きの選手は有利である。そのため、右利きの人が打つときだけは左で打てるように練習することもあるほどである。ピッチャーでも、左投手は有利とされている。
●サッカーでも左利きの選手はレフティと特別な名称で呼ばれるほど貴重であり、優秀な選手が多い
時々の状況を、右脳でイメージ的に瞬時に判断できるからだといわれている。例えば、名波浩、中村俊輔などである。
●ボクシングでも左利きの選手は有利である
なぜなら、右利きの選手たちは、練習でも試合でも右利きの人とやることが多いので、左利きの相手に慣れていないからである。ところが、左利きの選手は、右利きの相手といつもやっているので慣れている。
●左利きの人は、芸術家や独創的なひらめきを持つ天才の割合が多いといわれている
左利きの人は右脳が発達しているので、イメージによる把握や直感的な理解に優れているからである。例えば、レオナルド・ダ・ビンチ、ミケランジェロ、ニュートン、アインシュタイン、ビル・ゲイツ、梅原龍三郎、坂本龍一、千住真理子、竹中直人などなど。
米国のオバマ大統領が左手でサインする様子がテレビで映し出されていたが、それもきっと左利きの子どもを励ます材料になるだろう。
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