子どもをやる気にさせる肯定的な言い方
そこで、逆に「子どものをやる気にさせる肯定的な言い方」で子どもを注意しよう。すると、受けとめる側の気持ちは全く違ってくる。
「食べたら歯を磨くと気持ちがいいよ」
「次の日の仕度を早めにやっておくと、すっきり遊べるね」
「自分の仕事をしっかりやってくれから大助かりだよ」
「脱いだ靴が揃えられていて気持ちがいいね」
これらの言い方は肯定的な言葉を多く使っているので、聞いている人は気持ちがよくなる。否定的な言葉とは逆に、自分自身が肯定されているように感じるからだ。
さらに、肯定的な言い方は「うまくいったときのいいイメージ」を自然に想像させることができる。それで、聞いている人は前向きな気持ちになる。
とはいえ、現実的にはいつも肯定的な言い方ばかりはしていられないだろう。その際は次のような単純な命令形で言えばいい。
「食べたら歯を磨きなさい」
「次の日の仕度を早めにやること」
「自分の仕事をしっかりやりましょう」
「脱いだ靴を揃えてください」
この方が、否定的な言い方や人格を傷つけるような言い方をするよりよほどましだ。
このように、親の言葉遣いが子どもに与える影響は計り知れないほど大きい。これに気づいて、毎日の言葉遣いに気をつけるだけでも、親子関係はよくなる。いい親子関係は子どもの教育のための絶対的な条件だ。
と同時に、親の肯定的な言葉を毎日、浴びることで、自分自身への肯定的な気持ちが育っていく。
こうした気持ちは子どもを前向きにし、人生の意欲につながる。つまり、子どもは「がんばってみよう」という気持ちになるのだ。
このような意欲を持てない子や、「どうせ‥‥」というような投げやりな気持ちの子は、親がいくらいろいろなことをしつけようとしても、受け入れる気持ちにならないだろう。
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