否定的な言い方で子どもを注意しない
子どもを注意する場合、否定的な言い方をする人が多い。
「食べたら歯を磨かなきゃダメだよ」
「次の日の仕度は早めにやらないとダメだろ」
「自分の仕事はしっかりやらなきゃいけないよ」
「脱いだ靴は揃えなくてはいけないね」
これらの言い方には「ない」とか「ダメ」などの言葉が入っている。こうした否定的な言葉を浴びせかけられていると、子どもは無意識のうちに自分自身が否定されているように感じる。
1回や2回ならどうということがなくても、毎日繰り返されると、ボクシングのジャブのようなもので、ジワジワと効いてきて、親に対する不信が育ってしまう。
もっとよくないのは相手の人格を否定する言い方だ。
「食べたら歯を磨かなきゃだめだよ。お前はずるいな」
「次の日の仕度は早めにやらないとだめだろ。何回言ってもできないのはバカな証拠だ」
「自分の仕事はしっかりやらなきゃいけないよ。怠け者だな」
「脱いだ靴は揃えなくてはいけないね。全くだらしがないんだから」
「ずるい」「バカ」「怠け者」「だらしがない」などという言い方は、相手の人格そのものを丸ごと否定する言い方だ。こんなことを言われたら、誰でも嫌な気持ちになる。たとえ1回でも言われたら心が深く傷つくだろう。たとえ、相手が親であっても同じだ。
こういう言い方で自分を否定する人の「愛情」など、信じられるはずがない。
そして、こういう言い方をされている子は必ず次のように言うようになる。
「どうせずるいもん」「どうせバカだよ」「どうせ怠け者ですから」「どうせだらしがないんだからしょうがないでしょ」
いくら、コミュニケーションやスキンシップを心掛けて、愛情を注いでいても、このような言い方をしては帳消しだ。
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