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父親のための親力養成塾

第40回 子どもを傷つける親の言葉遣い

親野 智可等氏
2008年12月25日

 しかることがいかに子どもを傷つけているか、何度も書いているが(※)、しかることと同じように親の言葉遣いも大きな問題だ。感情的にしからなくても、言葉遣い一つで子どもを傷つけている例がとても多い。

※ 参考:例えば、特集:「しかる親」は子どもを傷付けている(1)同(2)

 例えば、こんなケースでは、あなたは子どもにどんな言葉をかけるだろうか。

 子どもを目医者に連れて行ったら、とても混んでいて、通路の隅で待っていたが、ちょっと目を離したすきに子どもが通路に飛び出し、危うく他の患者とぶつかりそうになった。

 こんなとき、「そこにいるとジャマでしょう」といいながら子どもを引き寄せるお母さんが多いのではないだろうか。しかし、何気なく使った「ジャマ」という言葉には相手を非難する要素がある。

 例えば、道路をふさいで立っている大人に向かって「そこにいるとジャマだ」とは言わないだろう。おそらく誰でも「ちょっとどいて頂けますか」とか「すみません。通らしてください」と言うのではないだろうか。

 それなのに、なぜ子どもだと平気で「そこにいるとジャマ」と言えるのだろうか。それは親子関係に親が甘えているからである。子どもだって、そのような言い方が気持ちいいわけがない。

 それならば、単に「こっちにいなさい」と単純に指示する方がはるかにいい。もっといいのは、「こっちにいるといいよ」と前向きな言葉遣いをすることだ。ここには非難の要素がないので、言われた方は素直に聞くことができる。

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