「机に向かう習慣」にとらわれない
もし、ノートの字が汚いと思ったら、「汚いから書き直し!」ではなく、まず「この字とこの字はきれいだね」と探し出してでも褒める。それから、「この字とこの字は雑だから書き直そう」と言えばいい。
こうした細かい指導は一緒にいるからこそできる。
子ども部屋で一人でやらせておいた場合、勉強が終わると、子どもは頭のスイッチがオフになってしまう。そこから直しなどを始めるにはオンに切り替えるエネルギーがいる。
「机に向かう習慣を身につけろ」とよくいわれるが、こうした慣用句を文字通りにとらえない方がいい。無理やり子ども部屋で机に座らせ、姿勢を正すことばかりにこだわると、子どもは苦痛を感じて勉強を不快に感じる。
それよりも、勉強は楽しいという気分になれば、いつか自分から机に向かうようになる。小さいときに寝そべって勉強していても、大きくなればちゃんと机に向かう。あまりしゃくし定規に考えない方がいいだろう。
高学年であっても、勉強部屋や机を嫌うようならば、強要しないほうがいい。自然に机に向かい始めるまで待たないと発達課題(※)を積み残すことにもなりかねない。子どもに対しては熟柿戦略が大切なのだ。
※ 子どもから高齢者に至るまでの各発達段階で、習得しておくべき課題。
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