第24回 新しい担任教師との付き合い方
親野 智可等氏
2008年5月16日
新年度を迎えて、子どものクラスを受け持つ新しい担任がどういう先生か、心配している親も多いだろう。特に、新任の若い先生だと不安に感じることが多いようだ。
新任教師は確かに指導の技術的な面では不十分なこともあるが、一方で若さのエネルギーがある。子どもはそれだけで楽しい。休み時間も一緒になってたっぷり遊んでくれるし、子どもと発想が近いので、子どもが生き生きしてくることも多い。
教師は人間性がもろに出る職業だ。授業があまりうまくなくても、人間性がよければ問題はない。
実は先生も大きな不安を感じながらの毎日だ。教師や学校が親やマスコミからたたかれることが多いなかで、不安が高まるのも当然だろう。
そんな時代に、それでもあえて教職を選んだ若者たちは、この仕事に身をささげて子どもたちのためにがんばりたいと心から思っている場合が多い。だから、お父さんやお母さんには、ぜひ、若い先生を応援して育てるという視点も持ってもらいたい。
わたし自身の来し方を振り返ってみても、親たちに育てられたという気持ちを持っている。いい親たちに恵まれてきたという気持ちでいっぱいだ。
だが、ある学校の校長先生がPTA総会でそういう話をしたところ、「教師を育てるのは校長や教育委員会の仕事であって、親の仕事ではない」といった発言があったそうだ。
なんともさみしい人生観だ。消費者絶対至上主義が教育現場に丸ごと持ち込まれると、こういうギスギスした発想になるのかという感じだ
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