第23回 親子で「体育の楽勉」
親野 智可等氏
2008年5月2日
以前、ある講演会で楽勉について話をしたところ、質疑応答の時間にお2人から体育の楽勉について質問されたことがある。
1人目の人の子どもは幼稚園の男の子で、太り気味な上に体を動かすのが嫌いとのことだった。このままでは、学校の体育が苦手になるのは間違いないので、何かいい方法があったら教えてほしいという質問だった。
2人目の人の子どもは女の子で、体を動かすのは好きなのだが運動神経がよくないとのことだった。それでスケートと空手を習っているのだが、ほかにもいい方法はないかという質問だった。
体育の得意と不得意はかなり先天的なもので、わたし自身も子ども時代からあまり得意ではなかった。しかし、スポーツや運動、体育で活躍する友だちを横目に、ヘタはヘタなりにやってきたし、体育の授業も運動部の部活も楽しんできた。
だから、子どもが不得意であることを気にせず、その子なりに楽しく運動できるようにしてやることが大切である。
本人も自分の実力というのは分かっているものだから、決して「ヘタだ」とか「上達が遅い」「なぜそんなことができないんだ」などと言ってはいけない。
このコラムの第13回目「二極化する子どもの運動」で書いたように、子どもたちのスポーツや体育は健全な心身の発達のためにある。だから、間違っても試合に勝つことや大会で優勝することなどが最優先になるような指導をしてはいけないのである。
あなたのご意見をコメントやトラックバックでお寄せください
この連載のバックナンバー
- 子どもの国語力を「グングン」伸ばし「親子関係も良くする」魔法の手法 (2009/04/14)
- お父さんたちも写真に写ろう (2009/03/27)
- 左利きを直す必要はない (2009/03/06)
- 妻を褒めよう (2009/02/20)
- 人間の心の動き方を学ぶ時間 (2009/02/06)

