しかるからわがままになる
多くの親は「子どもの気持ちを受け入れていたらわがままになる」と考えているようだ。その上、メディアなどで最近、盛んに「しからないダメな親が多い」とか「ダメなものをダメと言えない親が多い」と報道されるので、自分はしっかりとしつけなくてはと思っている。
しかし、その“まじめさ”は反対の結果を生んでしまう。子どもは気持ちを受け入れてもらえないからわがままになる。
子どもの願いや気持ちを頭からはねつけて門前払いし、ちゃんと話を聞かない態度を繰り返すと、子どもは「親に何を言ってもムダだ」と思うようになり、不信感さえ抱くようになる。
大人だって同じだ。部下の話や要求をちゃんと聞かずに「そんなのはダメだ」といつもはねつける上司が信頼されるだろうか。あの人に何を言ってもムダだと部下は思うようになるだろう。
子どもが「新しい自転車がほしいよ」と言ったとき、「ダメ、ダメ。わがまま言うんじゃない」といきなりはねつけるのはやめよう。まずは、「確かに古くなってきたな」「新しいのがほしいんだね」などとたっぷり共感してやる。そして、その後に「でも、もったいないからもう少し乗ってみようよ」「今買うと中途半端だから、もう少し我慢しよう」などと言えばいい。
決して、子どもの言いなりになる必要はないが、まず要求を聞いて、受け入れることで、子どもの気持ちはある程度、満たされ、わがままどころか我慢を学ぶことになる。
あなたのご意見をコメントやトラックバックでお寄せください
この連載のバックナンバー
- 子どもの国語力を「グングン」伸ばし「親子関係も良くする」魔法の手法 (2009/04/14)
- お父さんたちも写真に写ろう (2009/03/27)
- 左利きを直す必要はない (2009/03/06)
- 妻を褒めよう (2009/02/20)
- 人間の心の動き方を学ぶ時間 (2009/02/06)

