バックナンバー一覧▼

父親のための親力養成塾

まずは自分から言い方を変える

 このアイ・メッセージという考え方は米国の心理学者であるトーマス・ゴードン博士が『親業』という本の中で提唱した。

 わたしはこれは素晴らしい方法だと思って、教師時代にいろいろと試し、実際、かなり有効であることが分かった。

 子どもに対してアイ・メッセージで話すようになると、いつの間にかしゃがんで子どもと目線を合わせて話すようになり、子どもたちも素直に耳を傾けてくれるようになったのだ。

 ただし、わたしを主語にすれば、何でもいいというわけではない。「偽りのアイ・メッセージ」というものがあり、非難や押しつけの気持ちが入っていると、効果がない。

 例えば、「ちゃんとやらないから、(わたしは)嫌になるわ」とか「テストで100点取るのを(わたしは)待っているぞ」という言い方では子どもは心を閉ざすだろう。

 もし、日ごろ、みなさんがマイナスイメージの言い方や、人格否定、ユー・メッセージで子どもと会話しているならば、是非、ここで紹介したプラスイメージの言い方や単純指示、あるいはアイ・メッセージを試していただきたい。

 重要なことは、「それじゃ、妻(夫)にそうさせよう」ではなく、自分から始めること。思い切って、言い方を変えるだけで、きっと子どもとのコミュニケーションはぐっとよくなるはずだ。

あなたのご意見をコメントやトラックバックでお寄せください

SAFETY JAPAN メール

日経BP社の書籍購入や雑誌の定期購読は、便利な日経BP書店で。オンラインで24時間承っています。