スポーツは楽しんでやることが大切
先日も教え子の一人が柔道をやっているので、柔道の試合を見に行った。その会場で、ある子が決勝まで勝ち進んだのだが、そこで負けて、父親と母親に罵声(ばせい)を浴びせかけられている光景を見た。
なぜ、がんばって決勝まで進んだことを褒めてあげないのか。あきれてものも言えない。
昨年6月に奈良県で、高校生の長男が母親と弟、妹を焼死させてしまった放火殺人事件があったが、その原因は、父親が長男を医師にしようと、暴力を交えて強圧的に勉強させたことだった。
スポーツでもこれと同じことが起きる可能性がある。親のイメージを子どもに押しつけて、破たんした時にはじめて間違いに気付くのだ。そのときには親子関係は崩壊している。
スポーツクラブの監督やコーチも、まるで軍隊調で子どもを怒鳴りつけている光景をよく見るが、それがどれだけ子どもを傷つけているか考えてほしい。
スポーツや運動は伸び伸びと楽しんでやることが大切で、その方が上達もする。萎縮するような“スポ根”教育はやめてもらいたい。
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