第9回
反抗期は父親の大きさを示すチャンス
親野 智可等氏
2007年10月19日
いままで素直に返事やあいさつをしていた子どもが返事をしない、ぶすっとしていることが増えたら、反抗期の始まりだ。
ある小学校6年生の男の子は、「みんなと同じモノを持ちたい」「みんなが宿題をやらないので自分もやらない」と言い出した。「みんな」といっても、親しい友だちだけらしい。
これは自分の考えを正当化したり、親を説得するために「みんなも」という言い方をしているのである。それまでは、与えたモノを喜んで使っていた子どもが「あれがほしい」「これがほしい」と要求し出す。
しかも、高学年になって知恵も付いてくるので、言い方もうまくなる。親として対応に悩むところだろう。
昔はこの第2次反抗期が始まるのは中学生からといわれていたが、ずいぶん低年齢化しており、専門家の意見としてもわたしの実感としても、多くの子は小学校4年生後半から始まり、高校生まで続くようだ。
その理由は諸説あるが、一つには情報があふれすぎて、子どもたちが頭でっかちになっているからだろう。特に女の子の反抗期が早くやってくる。
大人を見る眼が変わってきて、批判的になり、口を利かなくなったり、にらみつけたりする。それまで素直だった子の変貌ぶりに親は愕然とし、「育て方を間違えたか」と不安に襲われるようだ。
しかし、それは逆であり、ちゃんとした教育をしてきたからこそ、反抗期が訪れる。反抗期は健全な成長の証である。決して、子育てに自信を失う必要はない。
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