サルの運動能力を教えてくれる動物園
わたしは以前、旭川市の旭山動物園に行ったことがあるが、本物体験にこれほどふさわしい動物園はないと思った。この動物園は動物の行動や生態を見せる「行動展示」で注目を集めたが、人気があるのも当然だろう。
例えば、サルの動きや能力を見せるために施設内にうんていが設置されているのだが、面白いことに見ている人間用のうんていもある。すると、いくらすばしっこい子どもでもサルの動く能力にはまるでかなわないことがよく分かる。「サルってすごい。人間なんて大したことがない」と実感できる。
また、小動物の毛を下から触れるようにもなっている。すると見た目よりもごわごわと固いことが分かる。それを知った子どもたちはきっとその動物の絵を描くときも変わるはずだ。
自然だけでなくて、工場見学も大切だ。特に小学校5年生からは工業や産業の勉強が始まるので、もし、メーカー勤めのお父さんだったら、子どもたちのために工場見学を企画してほしい。父親の職場を見せる職業教育の意義もある。
わざわざ遠くへ出かけなくても、地元で一緒に散歩をするだけでもいい。もちろん、ちょっとした事前準備をして、地元の歴史や産業などを歩きながら教えてあげる。
最近はおじいちゃん、おばあちゃんと同居しなくなったので、地域の昔話を子どもたちは聞く機会がなくなっている。
散歩しながら、畑や港、神社仏閣を見て回り、農業や水産業などについて話してあげる。これは、お父さんの出番だろう。
都心だったら、工事現場を見るだけでも勉強になる。子どもは建機が好きなので、クレーンがどうやって鉄材を持ち上げるのか、ビルの柱はどうやって組むのかなど、立ち止まって見ると至るところに本物体験の材料はある。
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