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第50回
エネルギー源は「振動」というエコ発電

地球環境問題評論家 船瀬 俊介氏
2008年6月25日

歩行者や車の振動で発電

 「床が発電する」「橋が発電する」‥‥こう聞いてもピンと来ない。しかし、実際にそれらは技術的に立証されている。既に発電する橋も存在する。

 そのエネルギー源は振動だ。例えば大都市の駅では通勤客が何百万人と改札口を通過する。大きな橋では数万台という自動車が行き交う。通勤客の歩行、自動車の通過‥‥これらは、すべて絶え間ない振動を生み出す。その振動を、電気エネルギーに転換して発電しようというのだ。名付けて「振動力発電」。

 既に首都高速道路の橋でこの発電方式が採用され、夜間照明の電源の一部として活用されている。夜間に美しく橋のシルエットを浮かび上がらせるイルミネーションの電源が通過する自動車の振動だとは、だれも気づくまい。昼間通過したときの自動車の振動エネルギーは、「振動力発電」装置で発電されバッテリーに蓄電し夜間照明に活用されているのだ。

 また、「発電床」なる技術も実証されている。JR東京駅の自動改札を通過する乗客が踏みしめる床に「発電床」を設置し、2カ月間の耐久試験もクリアした(東日本旅客鉄道、発表資料:pdfファイル)。人間の歩行から発するエネルギーを発電に活用する ―― これぞ、まさに「MOTTAINAI」の精神ではないか。

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