コストも石油製品より安くなる
既に“BNF”は材料段階まで実現できた。それを、どうやって実際の産業に持って行くか? そこが大事なポイントだ。既に経産省の補助事業に認定され「地域新生コンソーシアム(企業協同体)研究開発事業」支援を受けて開発に至った。そしてトヨタの子会社、トヨタ車体が参加。松下電工は家電、建材への応用をねらう。
「出口(川下)をにらみつつ、やっています。ハード素材としてもすごいと思っています。地球上のバイオマスの99%以上は植物資源で、その95%は樹木です。それが、石油に替わって、これからの社会のベースに入るべきです。そのとき石油製品と同じものを作っていたのではやっていけない。性能をしのぐ部分に人間の知恵でなく植物の知恵をうまくいただく」と矢野教授はあくまで謙虚だ。
気になるコストは? 「石油材料と同じくらい大量生産ベースに入ったら安くなります」。
日本は、脱石油を迫られている。石油の国内生産量はほぼゼロ。木材は無限だ。ならバイオ資源の“BNF”にシフトするほうが得策であることは、子どもでも分かる。
日本政府よ、この“バイオ産業革命”を国策として推進すべきだ。
矢野浩之教授研究室:0774-38-3669
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