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木から出る魔法の水“樹水”が採れた!

 「愛工房」では、思いがけないうれしい“副産物”も生まれた。それが木から出る魔法の水「樹水」だ。

 乾燥室に2トンの木材を入れると約1トンの樹液が木壁などを通して外部に染み出る。乾燥室をさらに外壁で覆い除湿機で回収すると無色透明の液が採取できる。これが「樹水」。スギなどの木の純粋な“汗”なのだ。

 この「樹水」、毎年、アカ切れに悩まされた木材作業員が、手を浸すと、まったく手荒れしなくなったという。

 水の活性度(クラスター度)を測定すると酸化還元電位は、東京の水道水が600mV以上。市販アルカリイオン水が約450mV。それに対して「樹水」は200~250mVだ。

 「酸化還元電位の値が少ないほど水のクラスター(塊)が小さく、抗菌作用など活性度が高いのです」と伊藤さんは言う。

 「樹水」は皮膚への浸透性に優れ、保水効果も高いため、化粧水やアトピー治療など多様な用途が期待できるという。

 さらに、「芋焼酎の水割にすると、芋のにおいが消えて、まろやかで驚くほどうまい。まず悪酔いしない。御飯を炊いてもうまい。」(伊藤さん)という。

 「愛工房」では、2トンの木材が1トンになる。であれば、林産地に設置すれば木材輸送費は半減する。

 「道路を傷めない。車を傷めない。ガソリンを使わない。今は木と一緒にムダな“水”も運んでいるのですよ」と伊藤さんは指摘する。

 確かに、山に近い所に、この乾燥プラントを作れば地産地消であり木材産直につながる。

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