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安全・安心を守る消費スタイル

第12回
日本酒を復活させるには、「5つの上昇気流」に乗れ!
~かつてなくうまい日本酒が売れない不思議な時代~

地球環境問題評論家 船瀬 俊介氏
2005年11月30日

酒蔵は10年前の半分以下にまで激減

 秋の夜の歯にしみわたる白玉の
 酒は静かに飲むべかりけり

 酒と旅を愛した歌人、若山牧水にならえば、しんと静まりかえった秋の宵に、独り美酒の杯を傾けるのも、なにやら心に染みわたるものがある。しかし昨今、その日本酒の凋落が著しい。10年前は約4000蔵を数えた酒蔵が、いまや2000蔵を切り、1500蔵に近づくほどの激減ぶりだという。

 これは、いったいどうしたことか。意外に思うかもしれないが、現代は、日本酒がかつてないほど「うまい」のに、「日本酒史上最も売れない」という不思議な時代なのだ。

 今後、日本酒はさらにおいしくなることは確実だ。その道筋を、私は「日本酒ルネサンスへ~5つのモメント」として5回にわたって提示したいと思う。不況に苦吟する酒業界も、酒を愛する消費者も、美酒に再会する指標としていただきたい。今回は、まず「日本酒とはなんぞや」から始めよう。

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