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父親の出番を増やす工夫
わたしも転職組の一人だが、知人にもいろんな人がいる。
15年勤めたとき、突然これまでと違う業務に転勤させられ、誰からも教えられないまま部下まで押しつけられ、結局、辞めて初めて「あれはいじめだった」と気づくAさん。会社が粉飾決算をしていたために経営が行き詰まり、部門ごとの切り売りが始まり、買ってもらえなかった部門にいたために会社都合の退職となったBさん――。いずれも自分の希望で辞めたわけなく、入った会社が悪かったとしか言いようがない。人生、順風満帆に行く人ばかりではない。
わたしも3人の子どもがいるので、「将来は何になりたいの?」から始まって、お金の大切さを折に触れて話しているつもりなのだが、一番身近に接する母親の多くの言葉より、父親からのたった一言の方が、ときには子どもに効果大となることが多いことは否めない。
親が説明できない時には、一緒に参加できるフォローのサイトも充実しているので紹介しておこう。
・知るぽると
・東証アカデミー
・キッズマネーステーション
・特定非営利活動法人 金融知力普及協会
・キッザニア
いずれも、子どもと親が一緒に参加できるイベントがあったり、子ども用にやさしく説明できる資料がそろっている。稼ぐということ、お金を使うということを、ぜひお子さんと話し合っていただきたい。
野球選手やゴルフ選手になるという大きな夢を子どもに託すということもあるだろう。ただ、どれほどの大金であっても一瞬で使うことはできる。「使う」ための知識も一緒に教えてあげたいものである。
夢を追い求めて「フリーター」になるという風潮が一時あったが、今はフリーターも減少に転じ、ニートの増加が言われて久しい。
出所:総務省統計局「就業構造基本調査」 労働省政策調査部で特別集計 総務省統計局「労働力調査詳細集計」
「ニート」―― それは Not in Employment, Education or Training(就労、就学、職業訓練のいずれも行っていない者)の略である。このニート状態の若者が、ここ10年間で40万人から62万人に増加している。これこそ危険な兆候ではないだろうか。
学校において「おカネの大切さ・重要さを理解することについて」などの金融教育を望む保護者も多いのだが、これこそ、不況をじかに感じているお父さんが話すべきだ。我が子に一生食える力を身につけさせることで、自分の老後が安泰となるのは言うまでもない。
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