暮らしに潜むリスク

第10回
医療保険、「安心」の落とし穴

ファイナンシャルプランナー 安田 晶子氏
2007年7月10日

 保険選びは難しい。パンフレットを見ただけでは、細かい規定まで分からないからだ。同じ言葉を使っていても、実は中身が違うということもある。

 例えば、最近は「七大生活習慣病」を厚く保障する医療保険が出ている。従来の三大疾病から範囲が広がったものだが、この七大生活習慣病の範囲を、ある二つの保険会社の商品で確認してみると、同じ「七大」でも、以下のように大きな違いがあった。

 表によると、肝疾患と腎疾患について不安であれば、AよりもBの方が範囲は広いので安心のようだ。

 また、よく聞く三大疾病という言葉。これは、がん、心筋梗塞、脳卒中の三つとされるのが一般的だ。このうち「心筋梗塞」と「脳卒中」は、上の表の商品ではより広い範囲の「心疾患」と「脳血管疾患」になっている。三大疾病と七大生活習慣病の差が、単に四つの病気がプラスされたというのにとどまらない違いになっていることがある。

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