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「場当たり個人情報」から「攻めの情報活用」へ

緊急寄稿
薬害肝炎事件は終わらない(1) ~薬害肝炎事件と個人情報~

ネット情報セキュリティ研究会会長 田淵 義朗氏
2007年12月27日

 「個人情報漏えい、対策したのに止まない不思議」の続きを書くつもりだったが、それは少し先に送り、薬害肝炎事件を取り上げたい。というのもこの事件ほど「個人情報は誰のものか」という問題を突きつけた事件はないと思うからだ。

 政治決着で幕を閉じたかに見える薬害事件だが、この面からの検証と反省、改善がなければ、再びこうした事件が繰り返される可能性が高い。なぜなら、行政の責任と製薬会社の責任は非常に重く、刑事事件になってもおかしくない問題だからである。今回の議員立法による救済措置によって、決してうやむやにされてはならない。

 第2回「個人情報はこうして隠された」、第3回「個人情報は誰のものか」、第4回「個人情報を我々の手に取り戻せ」、第5回「個人情報を生かす道」――と計5回の連載で、薬害肝炎事件を通して見えてくる、個人情報とその保護の問題について考えたい。

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