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震度7の建築経済学

最悪で81駅、延長約121kmが水没

 中央防災会議の「大規模水害対策に関する専門調査会」は1月下旬、荒川の堤防が決壊した場合の地下鉄への浸水想定を公表した。

【堤防の決壊個所──3個所を想定】


 (1)荒川右岸(河口から21キロ上流、東京都北区志茂)
 (2)荒川右岸(河口から12.5キロ上流、東京都足立区千住)
 (3)荒川右岸(河口から10キロ上流、東京都墨田区墨田)

 3個所の決壊個所のうち、最悪の被害を受けるのは、どの個所であろうか。「200年に1度の大雨」で、「トンネル坑口や地下鉄駅等の出入口の止水対策が現況程度の場合」で、かつ「荒川など河川の排水施設(水門や排水ポンプ場)が全く稼働せず、氾濫域内の隅田川、神田川、日本橋川が満杯状態になっている」と、次のような結果になる。

 (1)荒川右岸(河口から21キロ上流)
 最終的な浸水区間は、17路線、97駅、延長約147km。このうち81駅、延長約121kmが水没状態になる。

 (2)荒川右岸(河口から12.5キロ上流)
 最終的な浸水区間は、16路線、89駅、延長約138km。このうち74駅、延長約108kmが水没状態になる。

 (3)荒川右岸(河口から10キロ上流)
 最終的な浸水区間は、9路線、27駅、延長約37km。このうち17駅、延長約28kmが水没状態になる。

 この被害状況想定を見れば一目瞭然だが、要するに、荒川河口から21キロ上流の東京都北区で決壊した場合、最悪のケースとなってしまう。

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