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震度7の建築経済学

南北線を例に、1本の路線で、何が起こるかを考える

 東京では、多くの地下鉄路線が、複雑に交差している。地下鉄への浸水は、地上からの流入によるものだけではない。交差した他路線経由で流入してくる場合もある。

 たとえば以下の、南北線の水頭断面図(水がどのように流れるかの図示)を見てみよう。

水頭縦断図 水頭縦断図(南北線)【クリックで拡大】

図の縦軸は標高(メートル)、横軸は水平距離(メートル)を示す。上部の赤羽岩淵、志茂などは駅名。黄色線は地盤高、下部の黒色線は軌条面高(線路面高)。それ以外の横線は時間ごとの水頭高を示す。資料は、中央防災会議「大規模水害対策に関する専門調査会」より。筆者が一部、手を加えて着色した。

 この図を見ると、赤羽岩淵駅~西ヶ原駅間の最上部は、緑色線だ。これは、破堤から3時間後の水頭であることを意味する。最上部が、ピンク色線の場合には、破堤から18時間以上過ぎてからの、最終的な到達水頭であることを意味する。

 淡いブルーで着色した個所が「想定」浸水範囲。この中にある駅施設やトンネル部分は、水没状態になる。

 黄色で着色された駅名は、地上から氾濫水が流入した駅であることを示す。また、駅名が赤字なら、最初の流入駅であったことを意味する。上部の時刻は、氾濫水の流入開始時刻である。

 紺色に着色した個所で、流入の状態を説明している。

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