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震度7の建築経済学

第65回
プロが選んだ住宅用火災警報器「ベスト10」

建築&住宅ジャーナリスト 細野 透氏
2009年4月2日

 2006年6月に消防法が改正され、すべての住宅に火災警報器の設置が義務づけられた。自宅にどのような火災警報器を取り付ければいいのか。悩んでいる人のために、家づくりのプロが選んだ、住宅用火災警報器「ベスト10」を紹介する。

 改正消防法の内容は複雑で分かりにくい。住宅用火災警報器の設置義務は2段階に分けて実施される。第1段階は、「新築住宅」や「改築住宅」を対象として、2006年6月からスタートした。第2段階は、「既存住宅」を対象として、各市町村ごとにスタートの時期が異なる。

 既存住宅への設置義務は、以下のスケジュールで実施される。

 2008年 ── 愛知県、埼玉県、千葉県、宮城県など
 2009年 ── 静岡県、長野県、奈良県、福岡県など
 2010年 ── 東京都
 2011年 ── 神奈川県、大阪府、京都府、兵庫県など

 改正消防法は不思議な法律である。罰則規定が定められていないため、違反しても罰せられることがない。すなわち、火災警報器の設置が「義務づけられた」のではあるが、その一方では、強制力がないため設置する「義務がない」ことにもなる。自己責任の原則を貫いた、いわば「大人の法律」といった位置づけになる。

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