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震度7の建築経済学

第47回
くねくねと変身するドバイの超高層ビル

建築&住宅ジャーナリスト 細野 透氏
2008年7月4日

 アラブ首長国連邦のドバイに、すべての階が自由に「回転」し、結果として建物全体が「変身」する超高層ビルが建設される。建物の名前は「ダイナミックタワー・ドバイ(Dynamic Tower Dubai)」。80階建て、最高高さ420メートルで、2010年12月に完成する予定だ。

図1 各階が自由に「回転」し、建物全体を「変身」させる「ダイナミックタワー・ドバイ」。人間の立ち姿にも似た形(左端)から、積み木を重ねたような形(右端)に、くねくねと動いて大変身する。 (資料、すべてDynamic Architecture)

 当たり前ではあるが、超高層ビルは基本的には「動かない(Static=静的)」。しかし、ダイナミックタワーは全階が「動く(Dynamic=動的)」。その発想の大転換、歴史的意義を強調してのネーミングである。

 ダイナミックタワーのコンセプト自体は、イタリア人建築家であり構造エンジニアでもあるデビッド・フィッシャー博士が、2、3年前に公表し、建築界の広い関心を集めていた。

 そのフィッシャー博士が6月24日に、ニューヨークのプラザホテルで記者会見。「ダイナミックタワー・ドバイ」の建設を年内に開始すると公表した。

 さらに、同様のビルをモスクワとニューヨークにも建設する予定でもある。「ダイナミックタワー・モスクワ」は70階建て、高さは400メートル。事業主はセルゲイ・ポランスキー氏が率いるミラックス・グループ・カンパニーで、総投資額は4億ドル(約425億円)、2011年にオープンの予定だ。

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