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震度7の建築経済学

第46回
コンビニ24時間営業を95%支持する理由

建築&住宅ジャーナリスト 細野 透氏
2008年7月2日

 わたしはコンビニの24時間営業を防犯的には75%支持し、防災的には95%支持する。

 7月7日から開催される洞爺湖サミットに向けて、省エネルギーの観点から24時間営業の是非が話題になっている。最近、深夜営業規制を表明した地方自治体があるが、実に近視眼的な対応で、後できっと後悔する間違った判断である。それはなぜか。

 我が家は「かけこみ110番の家」になっている。子どもや女性が、危険を感じたり具合が悪くなったりして助けを求めてきたときに、保護をして警察や消防に連絡する役割だ。

 これまでのところ、かけこんで来た人は皆無である。ただし、大型犬のゴールデンレトリーバーが数回かけこんで来た。初めて迷い込んで来たときに、牛乳とパンを大盤振る舞いしたら、それに味を占めて飼い主宅からすきを見て忍び出てくるようだ。

 「かけこみ110番」のボランティア活動には、個人に加えて、地域のコンビニエンスストア、ガソリンスタンド、郵便局、新聞販売店、理髪店などが業界全体として参加する例が多い。この中で、平日・休日を問わずに、24時間営業しているコンビニが、「かけこみ110番」活動の主力として期待されるのは自然な成り行きだろう。

 それだけではない。首都圏などが大地震に襲われて交通機関がストップすると、多数の帰宅難民が発生する。このとき、幹線道路沿いの公共施設、コンビニ、ガソリンスタンド、郵便局などが「帰宅支援ステーション」に指定され、自宅に帰ろうとする人々に、水、トイレ、情報を提供することになっている。大地震時にも、24時間営業しているコンビニへの期待は大きい。

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