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震度7の建築経済学

悪質リフォーム業者への警戒

 行政の側には、ホームページに補強工法の一覧を掲載すると、「行政がその工法を推奨したり効果を保証したりしていると市民が誤解する」という懸念があるようだ。悪質リフォーム業者に利用されることを警戒しているのだろう。

 それを理解できないわけではないが、結果として建築専門家をも情報から遮断することになったのは残念だ。こういう事態をピタリと表現することわざを思い出した。「悪貨は良貨を駆逐する」。

 本当は静岡県の2002年版耐震ナビをリニューアルしてほしいと思う。

 しかし、静岡県は赤字必至の静岡空港建設にしゃにむに邁進するなど「箱物行政症状」を患って、現在は約3兆円もの借金を抱えている。空港のオープンは2009年だが、その後も収入が少ないままに運営費だけがかさんで、赤字はどんどん膨らむと予想する声が圧倒的だ。

 とうてい、耐震ナビをリニューアルするゆとりなどないだろう。これもまさしく、「悪貨は良貨を駆逐する」そのものではないか。

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