畏友こそ第一級の友
このシリーズの第43回から今回まで10回にわたって、わたしの出稽古で知遇を得た人たちのことをつづってきた。彼らはわたしの仕事上の良き協力者であるが、同時にわたしにとっては信頼できる畏友(いゆう)でもある。
正岡子規は若い頃、自分の友を分類して、次のように名づけたそうだ。愛友、良友、好友、益友、旧友、畏友、文友、親友、酒友、温友などなど。
子規が親しくしていた夏目漱石は「畏友こそ第一級の友だ」としているという。
英語にも、“A friend in need is a friend indeed.”(必要なときの友こそが本当の友だ)など、いくつかのことわざがある。
こちらに対してときに厳しく、ズケズケと直言してくれる人は、そうそう滅多にいないが、ジョン・フェアラースミスやジム・スパイビーをはじめ、このシリーズに登場したプロたちは、みんなRMでのわたしの良き先生たちであり、わたしの欠点・弱点を率直にズバリと指摘してくれる畏友でもある。
V(ヴァイタリティー)、S(スペシャリティー)、O(オリジナリティー)、P(パーソナリティー)の優れている人間は、やはり芳香を放ち、味わってみると、その人間性の魅力のとりこになってしまうのである。
さて、昨年7月1日にこのサイトにアップした「江戸っ子リスクマネジャーの車座清談――自己責任時代の処世術――」も、今回をもって終了することとなった。1年間の長きにわたりわたしのサイトにお立ち寄りくださった多くの方々に改めて厚く御礼申し上げる。
人間、威張る時には神に捨てられ、
欲張る時には金に背かれ、
妬む時には友を持ち得ず、
怒る時には己を失う。
肩の力を抜いて、あくまでも自然で、ゆとりをもち、これからの自分の進んでゆくべき道を、このあたりで一度じっくりと考え、新たなスタートをきることをお勧めする。
「あるがまま、ゆとり自然さ身につけば、スランプなんかこわくない」
この連載のバックナンバー
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