第49回
英語が下手でも好印象を持たれる人の資質
コンサルタント 牛場 靖彦氏
2006年6月13日
社交上手であることは、その人を大層ヴィヴィッドにする。社交上手とは、なにもアカぬけたマナーで、立て板に水のごとき話術をもって臨むことではない。
むろんマナーは良いに越したことはない。また日本語にしろ外国語にしろ、よどみなくスラスラ話せればその方がよい。
しかしそれよりももっと大切は心の問題だと思う。あくまでも自然で、少しも飾らず、誠実に他人に接すること。これこそが肝心なことだ。
リスクマネジメント( RM )でわたしの先輩格にあたる伊藤光隆さんは、1970年代、毎年米国に単身で渡り、RM の世界的規模の大会に連続して出席し続けてきた。
伊藤さんはお世辞にも英語がうまいとはいえない。ところが彼は外国の RM 関係者の受けがすこぶる良いのである。
誰彼を問わず、いつもにこやかに、積極的に話しかけていく前向きな姿勢と無邪気さ、そして元気ハツラツとしていることに加え、10年間近くも、遠い日本から義理堅く RIMS(リムズ=米国とカナダのリスクマネジャーが形成している団体)の年次大会に駆けつけてきてくれるその律儀さ ―― これらが相手側に好印象を与え続けてきた。
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