どんな小さな組織でもゾンビ族は必ず存在する
クラブは従業員が30~50名くらいの小さな組織だったが、従業員がすべてアライブ族ではなかった。一方でいつまでもゾンビ族に甘んじ、ぬるま湯につかっている人たちもいた。
そこでわかったのは「ゾンビ族はお金に執着する」ということ。そして「自主性に欠け、自分の価値観よりも他人の意見に簡単に左右されてしまう」こと。つまり他人志向なのである。
「やれあのレストランでは初任給がウチより1万円も高い」などといって少しも落ち着いたところが見られなかった。だから、「情熱を持って自分なりに創意工夫をして、何かを創り出そう」という気概もなかった。
ゾンビ族であった一部の従業員は、自分の職場で仲間と上手に折り合い、コラボレートすることができず、次第に無気力化していったのである。
そういった人たちは、どうやらゾンビ族が棲息するのにふさわしい場所を求めて、妖怪のゾンビよろしくフラフラと死者のようにさまよい歩くことになっていく。
「このクラブでしっかり勤まらないようなら、どこへ移っても、お前はダメになるぞ」と、私は彼らのうちの何人かに口をすっぱくして注意してきた。案の定、このクラブを去った者は、次の勤め先を見つけても決して長く続かず、2カ月とか3カ月後には、また別のところへ流れていった。
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