第38回
社員の自主性とやる気を引き出せば組織は活性化する
~参加意識の活用(1)~
コンサルタント 牛場 靖彦氏
2006年3月28日
懇談会でわかった社員の本音
組織としての法(のり)を越えないようにしながら、従業員が持っている個性をたくみに引き出し、彼らを活かして用いると同時に、組織をも活性化してゆくことは、経営者の大きな役割だと私は思う。
そのためには、やはり従業員との生きたコミュニケーションが大切な意味を持ってくる。かくいう私もアヴァンティというアスレチッククラブにいた頃は支配人としてクラブの運営にあたる“経営者”だった。
その頃、私は毎週1回の割合で、従業員との懇談の機会を持ち続けた。会社の社員数は多いときで50人、少ない時でもアルバイトを含めて30名余りだったから、一度に5名ずつ懇談すると、少なくとも2カ月に1度は同じ従業員とじっくり打ちとけて話し合うチャンスがあった。
仕事が終った後、支配人室でピーナッツをかじりながら話した時もあったし、会社の近くの居酒屋や寿司屋、焼き鳥屋などで、一杯やりながら話し合うこともあった。
この時、私は単なるキレイごとの話に終始せず、フランクに意見を交わせるように常に気を配った。だから、声をかけると、みんな気持ちよく参加してくれた。
懇談は一杯飲みながら、ときには1つの鍋を一緒につつきながら談論風発となったのだが、そこで彼らの本音が多く聞けたので、たいへん参考になったことを覚えている。
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