第75回
ユニフォームを汚す社員は仕事ができない
株式会社武蔵野 社長 小山 昇氏
2007年10月9日
9月、岐阜県で製造業を営むT社に、我が社の社員150人が社員研修旅行で見学に行きました。T社には、その製造技術の高さや環境への取り組み、社員教育のレベルなど驚かされることは多々ありましたが、最も驚いたのは工場の異常なまでの清潔さでした。
中小企業の工場は、例外なく汚れています。ところがT社の工場の床にはチリひとつ落ちていない。旋盤やプレス機などの工作機械は整然と並べられ、白いワイシャツが触れても油で汚れることもなかった。我が社も社内の整理整頓・清潔にはかなりの自信を持っていましたが、もう大人と子どもの相撲です。まるで勝負になりません。社員があっちこっち触っても手が汚れない。床を触っても汚れなかった。違いを嫌というほど見せつけられました。
一通りの見学が済んだところで、わたしはT社の社長に質問しました。「どうしてこんなに掃除が行き届いているのですか?」。答はこうでした。「そのほうが安全ですから」「安全だと高品質な製品が効率良く生産できます」。
このT社の見学を機に株式会社武蔵野も環境整備が再度本格化する。研修旅行に1000万円も要したが元は取れました。T社は5年で売上が倍増、利益は過去最高、在庫は77%減、人は8人減です。その詳細は拙著『朝30分の掃除から儲かる会社に変わる』(ダイヤモンド社)に譲りましょう。
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