第38回
「罰のない会社」は雰囲気が暗い
株式会社武蔵野 社長 小山 昇氏
2007年1月25日
株式会社武蔵野には、毎月たくさんのお客様がみえます。ビジネスパートナー、会社見学会の参加者 ―― 。お客様に共通して言われることがあります。「働いている人たちが明るいですね」と。「社員が明るい・暗い」は数字では表しにくいものですが、確かにある。わたしもお中元・お歳暮の訪問や見学などで年間100以上の会社を訪問しますが、「なんとなく活気がなくて暗いし、雰囲気も悪いな」「社員が生き生きして明るいな」とは日常的に感じるところです。
明るい会社と暗い会社とでは、いったい何が違うのか。わたしが見るに、賞ばかりで罰のない会社は暗いのです。なぜか。社員のA君がクレームを起こしたが報告をしない、営業に行くふりをして喫茶店でお茶を飲んでいた ―― なんのことはない、すべて我が社の社員のしでかしたことですが、このA君に何らかのペナルティが課せられないと、他の社員が「なぜAばかりお目こぼしがあるんだ」と不満に思う。不満が鬱積すれば社内は暗くなるのは当然です。
我が社にはたくさんの賞があります。社長賞・優秀社員賞・優秀事業部賞・優秀チーム賞・部門成績優秀者・環境整備表彰・サンクスカード表彰・永年勤続・海外研修など。賞の多さに対応して罰の数もそれだけたくさんあります。中でも、ほかでは見られない我が社独自のものが罰金制度でしょう。例えばわたしが主宰する会議に遅刻すると、1分ごとに1000円の罰金。最大5分までカウントします。報告なしの欠席は5000円の罰金で、本人がいないので上司や同僚、あるいは部下が立て替えをして支払いをする。
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