第14回
銀行から好条件で融資を引き出す法
株式会社武蔵野 社長 小山 昇氏
2006年8月4日
銀行対策を面倒がるのはおかしい
前回のコラムに引き続き、銀行の話をもう少し続けましょう。
中小企業にとって、銀行とどのように付き合うか、どのように融資を引き出すかは、まさに生死を制する一大事です。にもかかわらず、多くの社長が無頓着に銀行と付き合っています。その結果、高い金利を払ったり、融資してもらえずに苦しんだりしています。
これがわたしには不思議です。お金は命の次に大切なのに、銀行の研究・勉強、対策を面倒がる社長さんは決して少なくない。どれだけ不勉強か確認していただくためにも、ちょっと例を出してみましょう。
3000万円の融資が欲しいのでA行とB行に融資を申し込みました。2行に話を持っていったのは「1行は融資を断るだろう」と思っていたから。ですが、驚いたことに2行とも融資するとの返事がきました。A行はあなたのメーンバンク、B行は3番手です。最初に融資の依頼をしたのはB行です。この場合、どうするのが正しいでしょうか。
ここで「2行から3000万円ずつ借りるのが正しい」と即答できない人は、不勉強と言わざるを得ません。前回のコラムでも書きましたが、借金は「できるならしておいた方がいい」のです。予定の倍の借金をすることになりますが、返すのはいつでもできます。借りるのはいつでもできるわけではありません。
先般、日銀のゼロ金利政策が解除されたので、すべての経営局面において「借金すべし」とは言えなくなってきてはいます。しかし基本的にはやはり借りておいた方がいい。我が社は現在、10億円の借入金があります。借り入れをしなくてもよい事業構造に変革中です。この話は別の機会にします。
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