第12回
米国版・安全に対する“徹底ぶり”に驚いた
株式会社武蔵野 社長 小山 昇氏
2006年7月21日
ラスベガス研修に行ってきました
この6月上旬、研修でラスベガスに行き、高級ホテル「ウィン」を見学してきました。ラスベガスは世界の客室数上位20位までのホテルが多く集まっている地域ですが、同ホテルはオープンして1年と歴史こそ浅いものの、地域ナンバーワンの高級ホテルです。
今回はウィンのバックヤードを見学して「安全」とは何かを思い知らされました。経営者は、言葉ではいつも「会社の安全」「職場の安全」といいます。口で言うのと、実際に出来ているのとは大きな違いです。ウィンには安全であるための仕組みが幾重にも張り巡らせられていて、大きな感銘を受けました。
日本のホテルでは、従業員が配膳をしたりシーツを取り換えたりするため、ワゴンを押して廊下を歩きます。ウィンではそれをしません。地下の幅8メートルの広さの通路を通って、物を運んでいます。会議室に料理を届けるときは、地下通路を通って会議室の真下まで行き、そこからエレベーターで上がるのです。万が一にも宿泊客とワゴンがぶつかることがないようにという配慮です。
感心したのは、廊下はじゅうたん敷きとハードフロアで二分されていたことです。これは宿泊客の靴に対する配慮です。ハイヒールの女性はじゅうたんのほうが歩きやすくて安全だし、逆にかかとの低い革靴なら床は固いほうが歩きやすい。とにかくこんなふうに、宿泊客への心配りの細やかさは徹底していました。
この連載のバックナンバー
- 我が社には1脚8000万円の椅子がある (2009/05/07)
- あなたの行動なくして状況の改善もあり得ない (2009/04/28)
- 社員から不平が出ないルールを定めるコツ (2009/04/21)
- 新卒社員に贈る「失敗のすすめ」 (2009/04/14)
- 「それは先入観ではないか」と考えてみることの大切さ (2009/04/07)

